「第19回 トム・ソーヤースクール企画コンテスト」文部科学大臣賞、安藤百福賞決定

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公益財団法人 安藤スポーツ・食文化振興財団 (略称:安藤財団、所在地:大阪府池田市、理事長:安藤 宏基) は、「第19回 トム・ソーヤースクール企画コンテスト」(後援:文部科学省ほか) の審査委員会を開催し、2020年度の表彰団体を選定しました。

学校部門の最優秀賞となる「文部科学大臣賞」は、2000年3月の学校ビオトープ完成以来、ビオトープの維持管理活動を核にした環境学習を全校で行った、甲賀市立油日小学校 (滋賀県) の「『自分を大切に・人を大切に・物を大切に・自然を大切に』を合言葉にみんなで取り組むエコ・スクール活動」に決定しました。
また、一般部門の最優秀賞となる「安藤百福賞」は、外来種生物の駆除をはじめとする生物多様性の保全と環境学習、冒険体験を合わせた活動を行なった、NPO法人 暮らし・つながる森里川海 (神奈川県) の「自然探偵団が行く」に決定しました。
最優秀賞に選ばれた2団体には、副賞として100万円および「チキンラーメン」1年分を贈呈します。その他にも、「優秀賞」に2団体、「推奨モデル特別賞」に2団体、「トム・ソーヤー奨励賞」に2団体、「努力賞」に6団体を選定しました。

なお、毎年1月下旬に開催していた表彰式および講演会は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のために中止します。

安藤財団は、創設者 安藤 百福が掲げた「食とスポーツは健康を支える両輪である」の理念のもとに、青少年の健全育成と食文化向上のための事業を行っています。陸上競技活動への支援事業、独創的な基礎研究、食品開発、ベンチャーなどを支援する食創会「安藤百福賞」表彰事業、「カップヌードルミュージアム」の運営 (大阪府池田市と神奈川県横浜市の2カ所) のほか、1983年の財団設立当初から自然体験活動の普及に取り組んでいます。

この「トム・ソーヤースクール企画コンテスト」は、「自然体験は子どもたちの体力、創造力、チャレンジ精神を育む」との考えに基づき、全国の学校や団体から自然体験活動の企画案を公募し、その実施を支援するとともに、優秀な活動団体を表彰するものです。

また、安藤財団では、2010年5月に「安藤百福記念 自然体験活動指導者養成センター」(略称:安藤百福センター) を長野県小諸市に設立し、青少年の自然体験活動を推進するための人材育成や、アウトドア活動の普及に努めています。この2つの事業を通じて、子どもたちの自活力を育む自然体験活動の普及啓蒙と指導者の育成強化に貢献しています。

事業概要

1. 名称

2020年度自然体験活動支援事業「第19回 トム・ソーヤースクール企画コンテスト」

2. 内容

自然体験活動の企画案を公募し、応募された企画案の中からユニークで創造性に富んだ活動を立案した50団体に各10万円の実施支援金を贈呈。さらに、50団体から提出された活動報告書を審査し、学校部門は文部科学大臣賞と優秀賞を、一般部門は安藤百福賞と優秀賞を授与して表彰します。
また、その内容をウェブサイト「自然体験.com」で公開し、自然体験活動の振興を図ります。

3. 主催

公益財団法人 安藤スポーツ・食文化振興財団

4. 後援

文部科学省、横浜市、横浜市教育委員会

5. 表彰

  1. 学校部門
    文部科学大臣賞: 副賞 100万円、「チキンラーメン」1年分
    優秀賞: 副賞  50万円、「チキンラーメン」半年分

  2. 一般部門
    安藤百福賞: 副賞 100万円、「チキンラーメン」1年分
    優秀賞: 副賞  50万円、「チキンラーメン」半年分

  3. 推奨モデル特別賞*1
    副賞 30万円、「チキンラーメン」半年分

  4. トム・ソーヤー奨励賞*2
    副賞  20万円、「チキンラーメン」半年分

  5. 努力賞
    副賞 10万円、「チキンラーメン」3カ月分

*1 プランニングや指導の方法、計画を実施に移す過程などが多くの学校や団体の参考モデルになると認められた企画に贈られる。
*2 企画内容がユニークであり、他団体への刺激や参考となり、さらなる飛躍が期待できる団体に贈られる。

6. 審査委員会

委員長: 安藤 宏基 公益財団法人 安藤スポーツ・食文化振興財団 理事長
委員: 近藤 謙司 国際山岳ガイド
節田 重節 NPO法人日本ロングトレイル協会 会長
永井 将史 東京女子体育大学 講師
星野 敏男 明治大学 教授、日本野外教育学会 理事長
水野 正人 ミズノ株式会社 相談役会長
(50音順)

表彰団体

【学校部門】

文部科学大臣賞
企画名: 「自分を大切に・人を大切に・物を大切に・自然を大切に」を合言葉にみんなで取り組むエコ・スクール活動
団体名: 甲賀市立油日小学校 (滋賀県)
代表者: 森 幸一 校長
活動内容: ビオトープを核にした環境学習を学年や目的に合わせて行うことにより、地域の環境に関心を持たせるとともに、自然を大切にする意識を高めていく活動。
表彰理由: 2000年3月に完成した油日小学校のビオトープは、20年間にわたり子どもたちの意見を取り入れながら改善を加え、学校周辺も含めた広範囲な取り組みとなっている。長年にわたるビオトープの改善や地域と連携した活動を高く評価。

優秀賞
企画名: 「やまぶき祭り」っていうのに、ヤマブキがないのは、どうして? ~食害と動物との共存を考える~
団体名: 南アルプス市立芦安小学校 (山梨県)
代表者: 石田 史明 校長
活動内容: 動物による食害や野山の荒廃を実際に観察し、地域の食害に遭わない伝統的な作物について学び、動物との共存について考えていく活動。
表彰理由: 食害の実態を子どもたちが自分の目で観察することによって問題意識を持ち、食害によって減少した「ヤマブキ」を増やす取り組みを行うなど、子どもたち自身が考えたプログラムを細かく掘り下げていく活動を評価。

【一般部門】

安藤百福賞
企画名: 自然探偵団が行く
団体名: NPO法人 暮らし・つながる森里川海 (神奈川県)
代表者: 臼井 勝之 理事長
活動内容: 定置網漁で獲れた魚を観察したり、池をかい掘りして外来種の生物を駆除するなど、生物多様性の保全活動と環境学習活動、冒険体験活動を合わせた取り組みを実施。子どもたちが主体的に参加し、自然観察の面白さを体験し、達成感を味わう活動。
表彰理由: 子どもたちの主体性や五感に任せてのびのびと活動をさせており、十分に自然と触れ合える活動を中心とした多彩な環境学習を高く評価。

優秀賞
企画名: 登山技術で災害をのりこえよう! ~ふくい防災チャレンジ・キャンプ~
団体名: 福井県山岳連盟 (福井県)
代表者: 桝田 靖憲 指導委員長
活動内容: 災害に遭った時にどう対応するのか、登山の知識や技術を実際に体験しながら学ぶ活動。
表彰理由: 登山をはじめとする野外活動の技術を、防災スキルとして身に付けるための体験学習プログラムとして構築している点を評価。

推奨モデル特別
企画名: 鍬を持て! 中学生の開墾キャンプ ~ふるさとの自慢の畑と味を復活させよう~
団体名: 伊那市立長谷中学校 (長野県)
代表者: 島尻 英二 校長
活動内容: 中学生が耕作放棄地を開墾し、大根畑を復活させることによって、耕作を行っていた当時の人々の体験や思いを経験する地元中学生による地域興し活動。
表彰理由: 耕作放棄地を開墾し大根を栽培することで、地域の魅力や現状の課題を体感できるように構成されている。参加した中学生が中心となり、次々と新しいアイデアを出していく行動力を評価。

推奨モデル特別
企画名: 小中学生女子キャンプ ~PRIDEを白馬岳縦走に賭けて~
団体名: 社会福祉法人扶助者聖母会 星美ホーム (東京都)
代表者: 熊本 幸子 施設長
活動内容: 児童養護施設で生活する小中学生女子のみのグループで白馬岳登頂に挑戦していく活動。
表彰理由過去2回断念した企画に再挑戦し、参加した子どもたちに貴重な体験をさせた。雄大な自然に挑戦し、仲間と協力し達成した活動を評価。

トム・ソーヤー奨励賞
企画名: 僕らのあそび場づくり ~川育・雨育・おわせ行く~
団体名: 尾鷲市立矢浜小学校 (三重県)
代表者: 上野 泰和 校長
活動内容: 尾鷲市の水源である清流「矢ノ川」の上流~中流~下流を調査していく中で、自然の中で遊ぶことの大切さ、難しさ、危なさ、楽しさを体感する活動。
表彰理由: 自然を舞台とした遊び場づくりを通して子どもたちの主体性を育み、自然に対する危機管理能力を身に付けさせた活動を評価。

トム・ソーヤー奨励賞
企画名: 限界集落に子どもたちの声! 住民とコラボ~自然も人も甦る「魔法の森」プロジェクト
団体名: 一般社団法人 紀の国森社中 (和歌山県)
代表者: 小杉 美惠子 代表理事
活動内容: 自然豊かな限界集落で、子どもたちに高齢者が持つ経験・知識・技術を伝えていく自然体験活動。
表彰理由: 子どもたちが幅広い年齢層のさまざまな職業の人たちに囲まれて、野山で元気に楽しく遊ぶ生き生きとした様子が伝わってくる。「心と身体」や「四季の感覚と情緒」「社会性」を大切にした継続的な取り組みを評価。

努力賞
企画名: 自然を活用したアントレプレナーシップの育成:KCLプロジェクト始動!!
団体名: 大津市立葛川中学校 (滋賀県)
代表者: 澤村 幸夫 校長

努力賞
企画名: 世界文化遺産 姫路城中曲輪バタフライガーデン創造事業
団体名: 姫路市立白鷺(はくろ)小中学校 (兵庫県)
代表者: 山口 偉一 校長

努力賞
企画名: 先輩に教わり、育てて、おいしくいただこう 故郷には自然の恵みがいっぱいだ!おいでよ、久木野へ!
団体名: 水俣市立久木野小学校 (熊本県)
代表者: 蓑田 誠一 校長

努力賞
企画名: たのしい里山生活 ~きみも里山で暮らしたくなる!?~
団体名: 里山笑躾 (新潟県)
代表者: 小海 雅秀 代表

努力賞
企画名: わんぱくチャレンジキャンプ ~感染予防対策キャンプ~
団体名: 花背山の家 (京都府)
代表者: 安田 公一 所長

努力賞
企画名: 尼崎の宝物。田能のヒメボタル ~ヒメボタルが乱舞する風景を取り戻そう~
団体名: 自然と文化の森協会 猪名川キッズクラブ (兵庫県)
代表者: 福本 吉雄 事務局長