日本初!日本車いすテニス協会と連携、半年間無料の「ジュニア体験プログラム」支援へ ~子どもたちのウェルビーイング向上と、未来のトップ選手育成を目指して~

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公益財団法人 安藤スポーツ・食文化振興財団 (理事長:安藤 宏基、以下 安藤財団) は、一般社団法人 日本車いすテニス協会 (会長:川廷 尚弘、以下 日本車いすテニス協会) と連携し、18歳以下の肢体不自由のある子どもを対象とした「車いすテニスジュニア体験プログラム支援事業」を新たに開始します。車いすテニスにおいて、継続的な無料プログラムが提供されるのは日本初の取り組みです。本事業では、無料レッスンの提供や競技用車いすの購入支援を通じ、ジュニア世代における車いすテニスの普及と競技人口の拡大を目指します。

現在の日本の車いすテニス界は、国枝 慎吾氏の功績に続き、小田 凱人(ときと)選手や上地 結衣選手といった世界トップクラスの選手が活躍しており、注目を集めています。一方で、競技を始めるにあたっては、競技用車いすの購入費用をはじめ、専門コーチの不足、練習施設の数や設備面での受け入れ体制といった経済的・環境的なハードルが存在し、国内の競技人口は数百人程度にとどまっています。将来にわたり、日本が世界のトップレベルを維持していくためには、ジュニア世代からの体系的な普及と育成環境の構築が求められています。
この状況を受け、安藤財団は日本車いすテニス協会と連携し、初心者の体験から競技力向上まで段階に応じたプログラムを無償で提供します。対象となる子どもたちは、半年間無料でレッスンを受講できるほか、安藤財団からの助成により導入された競技用車いすについても無料で利用できます。さらに、これらの車いすはその他の各種体験会や講習会などにおいても広く使用され、より多くの方々が競技を体験できる環境づくりに役立てられます。
初年度は、多くのトップ選手を輩出してきた公益財団法人 吉田記念テニス研修センター (代表理事:吉田 好彦、千葉県柏市、以下 TTC) を拠点としてスタートし、中長期的には全国へと実施エリアを拡大していく計画です。
安藤財団は、本事業を通じて誰もが自由に車いすテニスを体験し、子どもたちが自らの可能性を広げながら成長できる環境を提供します。これにより、子どもたちの心身の健全な育成とウェルビーイングの向上を図るとともに、多様な人々が共にスポーツに親しめる文化の広がりと、豊かな社会づくりに貢献していきます。

■支援概要

事 業 名 :車いすテニスジュニア体験プログラム支援事業
支援内容:安藤財団による以下の資金助成・支援
     ➀ジュニア向け無料体験プログラムの開催費用の助成
     ➁レッスンで使用する「競技用車いす」の新規購入支援
     (本プログラムで使用するほか、各種体験会や講習会にて使用)
実施内容:上記の支援に基づく、参加者への提供内容
     ➀継続的なプログラムの無償提供
     ➁レッスンで使用する競技用車いすの無償貸与
対 象 者 :参加開始日時点で、おおむね5歳から18歳までの肢体不自由のある子ども
実施場所:公益財団法人 吉田記念テニス研修センター (千葉県柏市)
     ※中長期的には全国へ拡大予定
実施体制:[主催]一般社団法人 日本車いすテニス協会
     [運営]公益財団法人 吉田記念テニス研修センター
     [助成]公益財団法人 安藤スポーツ・食文化振興財団
実施期間:2026年4月~2027年3月
     ※上記期間内で、最初の体験日から半年間のプログラムを実施します。

■今後の展望と効果検証について

初年度は専門的な指導環境が整うTTCにてモデル事業を確立させ、中長期的には各地域の関連協会等とパートナーシップを結び、全国各地で同様のジュニア体験プログラムを展開していく計画です。これにより地域横断的な競技人口の拡大と底上げを図ります。
また、参加者や保護者に対するアンケート等を通じて、スポーツ体験による自信の向上や健康状態の改善など、心理的・身体的な効果を継続的に評価し、本事業が子どもたちのウェルビーイング向上にどのようにつながっているかを定性的にも検証してまいります。

■安藤スポーツ・食文化振興財団について

安藤財団は、創設者・安藤百福(ももふく)の「食とスポーツは健康を支える両輪である」という理念のもと、青少年の健全な心身の育成と社会のウェルビーイング向上に取り組んでいます。スポーツ支援、自然体験活動、食文化振興、発明記念館運営、社会福祉の5つの事業を通じて多様な学びと成長の機会を提供するとともに、新たな社会課題にも対応しています。