「第20回 トム・ソーヤースクール企画コンテスト」文部科学大臣賞、安藤百福賞決定

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公益財団法人 安藤スポーツ・食文化振興財団 (略称:安藤財団、所在地:大阪府池田市、理事長:安藤宏基) は、「第20回記念 トム・ソーヤースクール企画コンテスト」(後援:文部科学省ほか) の審査委員会を開催し、2021年度の表彰団体を選定しました。

学校部門の最優秀賞となる「文部科学大臣賞」は、地元に古来より伝わる筏流しの技術を再現し、間伐材で作った筏にのって琵琶湖を3日間にわたって30キロ旅した大津市立葛川中学校 (滋賀県) の「『筏流しの再現』:葛川に古来より伝わる水文化『シコブチ信仰』を発信し、地域活力を高めたい!」に決定しました。

また、一般部門の最優秀賞となる「安藤百福賞」は、7泊8日のキャンプを通して、登山や自炊などの活動を仲間とともに最後までやり抜いた、独立行政法人 国立青少年教育振興機構国立赤城青少年交流の家(群馬県) の「『限界突破キャンプ』 ~完結編~」に決定しました。

最優秀賞に選ばれた2団体には、副賞として100万円および「チキンラーメン」1年分を贈呈します。その他にも、「優秀賞」に2団体、「推奨モデル特別賞」に1団体、「トム・ソーヤー奨励賞」に4団体、「努力賞」に5団体を選定しました。

なお、毎年1月下旬に開催していた表彰式および講演会は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、規模を縮小して表彰式のみを実施し、講演会は中止します。

安藤財団は、創設者 安藤 百福が掲げた「食とスポーツは健康を支える両輪である」の理念のもとに、青少年の健全育成と食文化向上のための事業を行っています。陸上競技活動への支援事業、独創的な基礎研究、食品開発、ベンチャーなどを支援する食創会「安藤百福賞」表彰事業、「カップヌードルミュージアム」の運営(大阪府池田市と神奈川県横浜市の2カ所) のほか、1983年の財団設立当初から自然体験活動の普及に取り組んでいます。

この「トム・ソーヤースクール企画コンテスト」は、「自然体験は子どもたちの体力、創造力、チャレンジ精神を育む」との考えに基づき、全国の学校や団体から自然体験活動の企画案を公募し、その実施を支援するとともに、優秀な活動団体を表彰するものです。

また、安藤財団では、2010年5月に「安藤百福記念 自然体験活動指導者養成センター」(略称:安藤百福センター) を長野県小諸市に設立し、青少年の自然体験活動を推進するための人材育成や、アウトドア活動の普及に努めています。この2つの事業を通じて、子どもたちの自活力を育む自然体験活動の普及啓蒙と指導者の育成強化に貢献しています。

事業概要

1. 名 称

2021年度自然体験活動支援事業「第20回記念 トム・ソーヤースクール企画コンテスト」

2. 内 容

自然体験活動の企画案を公募し、応募された企画案の中からユニークで創造性に富んだ活動を立案した50団体に、各20万円の実施支援金を贈呈。(今年度は第20回を記念して、従来の10万円から20万円に増額) さらに、50団体から提出された活動報告書を審査し、学校部門は文部科学大臣賞と優秀賞を、一般部門は安藤百福賞と優秀賞を授与して表彰します。また、その内容をウェブサイト「自然体験.com」で公開し、自然体験活動の振興を図ります。

3. 主 催

公益財団法人 安藤スポーツ・食文化振興財団

4. 後 援

文部科学省、横浜市、横浜市教育委員会

5. 表 彰 

  1. 学校部門
    文部科学大臣賞     副賞 100万円、「チキンラーメン」1年分
    優秀賞         副賞  50万円、「チキンラーメン」半年分

  2. 一般部門
    安藤百福賞       副賞 100万円、「チキンラーメン」1年分
    優秀賞         副賞   50万円、「チキンラーメン」半年分

  3. 推奨モデル特別賞*1   副賞   30万円、「チキンラーメン」半年分

  4. トム・ソーヤー奨励賞*2  副賞   20万円、「チキンラーメン」半年分

  5. 努力賞         副賞   10万円、「チキンラーメン」3カ月分

*1 プランニングや指導の方法、計画を実施に移す過程などが多くの学校や団体の参考モデルになると認められた企画に贈られる。
*2 企画内容がユニークであり、他団体への刺激や参考となり、さらなる飛躍が期待できる団体に贈られる。

6. 審査委員会

委員長:安藤 宏基 公益財団法人 安藤スポーツ・食文化振興財団 理事長
委 員:近藤 謙司 国際山岳ガイド
    節田 重節 NPO法人日本ロングトレイル協会 会長
    永井 将史 東京女子体育大学 講師
    星野 敏男 明治大学 教授、日本野外教育学会 理事長
    水野 正人 ミズノ株式会社 相談役会長
                               (50音順)

表彰団体

【学校部門】

文部科学大臣賞
企画名: 「筏流しの再現」:葛川に古来より伝わる水文化「シコブチ信仰」を発信し、地域活力を高めたい!
団体名: 大津市立葛川中学校 (滋賀県)
代表者: 澤村 幸夫 校長
活動内容: 全校生徒14人の小さな中学校で、豊かな水と森林資源から生まれた土着の水文化として古来より伝わる「筏流し」を子どもたちが再現することで、地元の美しい自然や豊かな文化を発信し、地域の活力を高めていく活動。
表彰理由:「筏流し」をテーマとして、子どもたちが冒険にチャレンジした点と、自然体験や地域の歴史文化の学習など多彩なプログラムを展開した点を高く評価。また、『地域の活力を高めたい』『統廃合の危機から母校を守りたい』という子どもたちの思いを社会に広く伝えるため、多くのメディア露出を獲得した実行力も評価。

優秀賞
企画名:「アトリカリキュラム」の実践 ~つなげよう! 自然と人と学びとこころ~
団体名:大阪市立瓜破西小学校 (大阪府)
代表者:岡野 雅子 校長
活動内容:校内や地域の自然環境を活用し、動物との触れ合い、野菜の栽培、川に生息する生物の調査、里山体験、新ビオトープの造成などの活動を多様な人々と連携して行う中で、持続可能な社会の担い手育成を目指した活動。
表彰理由:自然体験活動を教育課程に組み入れ、学校全体で組織的に実施した点のみならず、学年ごとの発達段階に応じてきめ細かく活動を展開した点を高く評価。

【一般部門】

安藤百福賞
企画名:「限界突破キャンプ」 ~完結編~
団体名:独立行政法人 国立青少年教育振興機構 国立赤城青少年交流の家 (群馬県)
代表者:松村 純子 所長
活動内容:7泊8日のキャンプを行いながら、赤城山や榛名山、妙義山などに登頂。仲間とともに自炊や登山などの活動を最後までやり抜き、何事にも自信を持って取り組んでいく力を育む活動。
表彰理由:子どもたちの“物事をやり抜く力”や“仲間への思いやりの心”を育むべく、活動を4つのステージに分け、ステージごとに狙いを設定した点のみならず、自身の目標達成度を見つめる「振り返りの場」を毎日設けるなどの充実したプログラムの内容を高く評価。

優秀賞
企画名:ジュニア・サマー・キャンプ2021 ~仲間と挑戦! 江津市の絶景発見! 歩き旅~
団体名:島根県立少年自然の家(島根県)
代表者:西田 明弘 所長
活動内容:山と海、川に囲まれた江津市内で、最小限の荷物を担いで計60kmの“歩き旅”を実施。小学5~6年の子どもたち15名がお寺やコミュニティーセンターに宿泊しながら、仲間と励まし合いつつ困難を乗り越えていくことで、たくましく生きる力を育む活動。
表彰理由:歩くことを基本に、目的や活動がシンプルに構成されたプログラムであり、子どもたちが大いに達成感を感じたことがうかがえた点や、道中で地域の施設に立ち寄るなど、地元との結びつきを大切にした点を評価。

推奨モデル特別賞
企画名:「自分・人・物・自然を大切に」を合言葉にみんなで取り組むエコ・スクール活動 ~地域資源を生かして~
団体名:甲賀市立油日小学校 (滋賀県)
代表者:森 幸一 校長
活動内容:学校のビオトープを核にした環境学習を、学年に合わせて目的を変えながら実施することで、地域の環境状況に関心を持たせるとともに、自然保全についての意識を高めていく活動。
表彰理由:学年に合わせた多彩な活動を1年を通して実施する学習プログラムの立て方や、地元の人たちとの協力を密にすることで、子どもたちが地域の良さを実感できる活動を継続した点を評価。

トム・ソーヤー奨励賞
企画名:我々の住むニュータウンの生き物から学ぶ ~持続可能な学区を生き物と水から考える~
団体名:横浜市立茅ケ崎中学校 (神奈川県)
代表者:高山 俊哉 校長
活動内容:自分たちが居住するニュータウンの学区内における環境の実態を水生物の捕獲と水質判定から把握し、将来にわたって持続可能な社会や学区を形成するためのアクションプランを考えることを通じて、郷土愛を育む活動。
表彰理由:調査による地域の現状把握だけに留まらず、畑の管理や農作物収穫などの農業体験を追加で実施した点や、設定されたテーマに対して幅広い活動を展開し、同時に創造性を働かせたユニークな活動を評価。

トム・ソーヤー奨励賞
企画名:絶滅危惧種ミヤマシジミを守ろう ~里山の小学生が小さな命をつなぐ体験活動~
団体名:伊那市立伊那西小学校 (協働:ミヤマシジミ研究会) (長野県)
代表者:中村 寛志 会長
活動内容:絶滅危惧IB類とされるミヤマシジミの保全活動を通じ、幼虫のエサであるコマツナギの苗の植栽や、産卵方法、休眠卵を産む日長条件、蝶の冬越しなどを学習し、環境意識を高める活動。
表彰理由:地域独自の教材であるミヤマシジミの保全をテーマに、地元をはじめ、大学などの外部機関と連携してきめ細かな指導案を作成した上で、体系的な活動を展開した点を評価。

トム・ソーヤー奨励賞
企画名:白神Jr.レンジャーキャンプ
団体名:NPO法人つがる野自然学校 (青森県)
代表者:谷口 哲郎 代表理事長
活動内容:白神山地が持つ世界自然遺産としての価値を学ぶことをテーマに、「人の暮らしと自然のつながり」を再認識する活動。
表彰理由:白神山地周辺の恵まれた自然環境を舞台に、登山や渓流釣り、野外炊飯といった自然度の高い活動を展開することで、“チャレンジ”と“環境学習”の両方を体験し、仲間への思いやりの心を大いに育んだ点を評価。

トム・ソーヤー奨励賞
企画名:命を育む活動
団体名:まきのはら水辺の楽校 (静岡県)
代表者:鈴木 康之 代表指導員
活動内容:耕作放棄地を再生して小麦や大麦、野菜などを育てる、自然に優しい循環型食育体験プログラムを実施。潮干狩りや釣り体験などで獲った魚介類と合わせ、小麦はうどんやパンづくりに、大麦は麦茶づくりに活用するなど、命を育む“食”の重要性を子ども自身のチャレンジを通じて学ぶ活動。
表彰理由:循環型社会の実現を念頭に、放棄農地の再生、農業体験や食育体験を行った点や、麦わらからストローを作り、その利用を全国規模で啓発する活動を行うなど、プログラムの構成に工夫が見られた点を評価。

努力賞【学校部門】
企画名: 「滝坂の森」発!調布にグリーンベルトを広げよう
団体名: 調布市立滝坂小学校 (東京都)
代表者: 小林 美也子 校長

努力賞【学校部門】
企画名: 琵琶湖・淀川水系「調べ隊、守り隊、知らせ隊」
団体名: 高槻市立第六中学校・自然観察研究会(大阪府)
代表者: 檜山 裕美子 校長

努力賞【一般部門】
企画名: 田んぼの学校
団体名: 認定NPO法人 宍塚の自然と歴史の会(茨城県)
代表者: 森本 信生 理事長

努力賞【一般部門】
企画名: 小学生向けの遊びと環境学習活動「もあなキッズアースビレッジ」
団体名: NPO法人 もあなキッズ自然楽校 (神奈川県)
代表者: 関山 隆一 理事長

努力賞【一般部門】
企画名: 「自然の中で生きる力を育む体験活動」
    ~里山の自然に触れ、遊びと本物の体験を通して生きる力を育む~
団体名: NPO法人 里豊夢わかさ(福井県)
代表者: 前田 勉 理事長